Artist Fumika Anayama 愛知県出身。神戸学院大学人文学部卒業。 2013年、焼き物と招き猫の産地である愛知県瀬戸市にて、陶芸家の夫とともに「SUIYO」を設立。器作りを進める中で、招き猫の制作も開始。染付技法を用い、古典図案や浮世絵から着想を得て制作を行う。 神と仏、妖怪と人間、現実と幻想が交錯する曖昧で多層的な日本文化を分解・考察し、再構築するまでの思索の跡を描いている。幸運を呼ぶ存在として親しまれる招き猫を、縁起物としての象徴性を超え、独自に発展した日本文化の一環として捉え、作品を通じてその新たな解釈を提示している。